歯医者と偏差値

「歯医者(歯科医師)になるための大学の偏差値」についてですね。

結論から言うと、歯学部は国公立大学か私立大学かによって、偏差値の難易度に極めて大きな差(二極化)があります。また、一時期の「歯科医師過剰問題」の報道から一転して、近年は人気が再燃し、難化傾向にある大学も増えています。

現在の状況を分かりやすく整理しました。


1. 国公立大学歯学部(超難関:偏差値 55.0 〜 65.0)

国公立大学の歯学部(全国に12校程度)は、すべて一律で難易度が高いです。

  • 特徴: 学費が6年間で約350万円と非常に安いため、優秀な受験生が集中します。
  • 求められる学力: 共通テストで75%〜85%以上の得点率が求められ、2次試験(記述)でも高い理系学力が必要です。医学部(医学科)の併願先や、志望変更先になることも多いため、ハイレベルな争いになります。
  • 主な大学: 東京医科歯科大学(現・東京科学大学)、大阪大学、九州大学、北海道大学 など。

2. 私立大学歯学部(二極化:偏差値 40.0 〜 60.0)

私立大学(全国に17校)は、大学によって難易度に「天と地」ほどの差があります。

[上位校]伝統校・ブランド校

  • 偏差値: 52.5 〜 60.0 程度
  • 特徴: 東京歯科大学を筆頭とする伝統校や、総合医科大学の歯学部です。国公立レベルの学力を持つ受験生も多く受験します。
  • 主な大学: 東京歯科大学、昭和大学、日本大学 など。

[中位〜下位校]

  • 偏差値: 40.0 〜 50.0 程度
  • 特徴: 比較的入学しやすい大学もありますが、「偏差値が低い=簡単になれる」わけではありません(※後述の注意点参照)。

💡 偏差値だけで見てはいけない「歯学部の罠」

もし受験を検討されている場合、偏差値以上に注目すべき指標が2つあります。

① 莫大な学費(私立の場合)

私立大学歯学部の学費は、6年間で約2,000万〜3,500万円かかります。「偏差値が低いから」という理由だけで選ぶのは現実的ではありません。

② 歯科医師国家試験の合格率

最も重要なポイントです。歯学部を卒業しても、国家試験に合格しなければ歯医者にはなれません。

  • 国公立や私立上位校: 国家試験合格率が 80%〜90%以上 と高い。
  • 一部の私立下位校: 合格率が 40%〜50%台 に落ち込むことがある。

⚠️ 注意ポイント 入学時の偏差値が低い大学の中には、国家試験の合格率を高く見せるために、卒業試験を猛烈に厳しくして、受かりそうにない学生を大量に留年・中退させるケースがあります。「入るのは簡単だけど、出る(歯医者になる)のは地獄」という一見マジックのような構造があるため、偏差値だけでなく**「ストレート合格率(入学して6年で国試に受かる確率)」**を見る必要があります。


まとめ

  • 国公立を目指すなら、地方であっても医学部一歩手前のガチの猛勉強が必要。
  • 私立を目指すなら、偏差値だけでなく「学費の確保」と「国家試験合格率(留年率)」を徹底的に調べる必要がある。

もし、具体的な大学選びや、特定の大学の難易度について知りたい場合は、お気軽におっしゃってくださいね!

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